過食は身体の欲求ではありません。奥に隠された原因と理由があります。

過食の原因と仕組み

過食や摂食障害を作り出している問題の本質は今に在ります。

今この瞬間にある2

大事なことなのであえて繰り返しますが、問題の本質は今この瞬間にあります。

けっして過去のトラウマや何かが問題の本質ではありません。

 

ある言い方をすれば、確かに摂食障害の原因となった出来事は過去にあります。

それは特に幼少期に原因をさかのぼれるようなことが多いのも事実です。

しかし、今過食や拒食さらに過食嘔吐を繰り返している問題の本質は今この瞬間の自分の無意識下に隠された考え方や観念こそが本質的原因です。

 

ここでもワークやヒプノを利用して原因となった過去の出来事を明確にすることがあります。

しかしそれはけっして過去の問題を解決するためではありません。

今も継続されていて今この瞬間に問題を起こし続けている観念に気づくためです。

 

人間は今自分を動かしている無意識下にある観念に気づくことが苦手です。

それによって作られた無意識基準=プログラム。

それによって自動的に起きる反応=感情的反応。

それによって引き起こされる自動行動=パターン的行動。

そういったことを見抜いたり理解することが非常に苦手です。

なぜならそれは無意識で起きていることだからです。

今ある意識的反応が目の前の出来事やそれによって起きている反応に囚われて主観的になってしまう結果として、無意識下で起こっていることに気づくことが難しくなっています。

 

しかし、考えてみてください。

今この瞬間に自分を動かしている観念や考え方、感じ方は過去のどこかにおいて作られたものなのです。

それを今も継続して持ち続けている、延々と続いている「信じこみ」なのです。

 

過去を振り返る行為は今この瞬間に自分を動かし続けている信念・観念を理解するために使ってこそ有用となります。

けして過去の問題を解決するためではありません。

従来の精神分析的な過去のトラウマを解決しなければ今が変わらないというのは間違いだと考えています。

だから延々と過去のトラウマ探しを続けることには場合によっては弊害のほうが多いのではないかと考えています。

 

幼少期のことや家族から受けた考え方・観念を理解することは大切なことです。

それが今も自分を動かし続けている観念の可能性があるからです。

ヒプノによってその観念の始まりを見ることもその意味において有用です。

場合によっては「たかがこんなことで・・・」ということを理解することもできます。

場合によっては過去の体験の意味づけを変えることで観念そのものを新しい解釈に変えてしまうことも可能ですから。

 

しかし勘違いしないでください。

今も続いていることによって今の自分を苦しめている観念=本質的原因。

それを今の自分が書き換えなければ何の解決にもなりません。

原因となった始まりの出来事を理解したからといって、それを変えて新しい自分の信念や行動パターンに書き換えなければ何も変わりません。

今自分が苦しんでいる問題の本質は今に在るのですから。

 

大切なことなので何度でもはっきりと断言します。

すべての解決は今この瞬間に成し得ます。

今この瞬間の自分を変えること意外に新しいステージが始まることはあり得ません。

すべては今この瞬間に起きています。

すべての出来事や体験は、今この瞬間に自分が持ち合わせている観念=思考が作り出しています。

今こそがすべての答です。すべての出来事の鍵です。今こそが変革や新しい可能性というパワーを行使できる唯一のポイントです。

 

ワークやヒプノにおいて過去を見ることは今この瞬間に自分が信じ込んでいる思い込みに気づくためです。

何故なら今この瞬間に持っている考え方が作られたのが過去の経験によるからです。

だから、今自分を捕らえている考え方に気づくために過去の行動や体験を振り返ることを忘れないでください。

そうでないと今から逃げるために過去に原因探しをするはめになります。

それこそが現代の心理学的アプローチによるカウンセリングや精神分析的手法が最もはまりやすいワナだと思います。

10年も20年も延々と過去のトラウマ探しに迷い込むようなことにならないように気をつけてください。

 

ここではさまざまなワークの中で過去・未来・現在を使いこなします。

過去を見ることは今を変えるために行います。

未来を希望することも今を変えるために行います。

すべては今この瞬間を変えるために使いこなします。

すべては今に集約されてこそ自分を変えることが可能となります。