摂食障害や過食症は意志が弱いために起きていることではありません。

過食の原因と仕組み

意志だけではやめられない

過食をやめるための意志の使い方があります。


今日こそやめようと思っていても、やっぱり変わらないいつも通りの自分がいる。
あんなに強く決心したはずなのに。
今度こそやめようと強い意志で決めたはずなのに。
今日もまた同じような食べ過ぎの繰り返し。
やっぱり私は過食をやめられないんだ…
やめようとしても意志が弱いから私には無理なんだ…
そんなふうに思いたい自分がいる。
あきらめてしまいたい自分がいる。


過食は自分の意志でやめられるものでしょうか?

人は変われます。
自分に変わりたいという意志があるなら。

しかし、意志の力だけではそれをやめることは不可能です。
意志の力は無意識にあるイメージの力には勝てません。
どんなに強く意志を持とうとしても無意識にあるプログラムには勝てません。

幅10㎝の床に書かれたラインの上を足を踏み外さないように歩いてください。
誰もが簡単にできるはずです。
眼さえ開けていれば楽々と普通に歩けるはずです。
しかしもし同じ幅10㎝でもそれが高さ50Mの崖の上に渡された板の上ならば…
ほとんどの人がそこを歩くことができないと思います。
立ち止り、足が動かなくなって、板にしがみついたり落ちたりするでしょう。

頭で考えれば同じ10㎝の幅です。
しかし高さ50Mで床と同じようにふるまえる人はいません。
身体は緊張して思うように動きません。
もしかすると半分くらいの人が思うように動かない身体のせいで落ちてしまう。
まるで自分が自分の足を引っ張ってしまうように。

どんなに強い意志があっても。
その意志の力は無意識にあるイメージの力には勝てません。
落ちたらどうしよう…落ちたくない…
そう思えば思うほど強くなる想像力の力には勝てないのです。

意志を使うにはタイミングがあるのです。
無意識下にある隠されたプログラムを意識できた時がそのタイミングです。
無意識が意識的認識になったその瞬間が意志を的確に使える瞬間です。


過食をやめたい。
誰もがそう思っています。
誰も過食を続けたいわけではありません。

しかし無意識下に隠された目的があります。
無意識に働き続けている隠された意図があります。

それを意識の光の下にさらけ出した時。
無意識が無意識でなくなる時に意志の力は効力を発揮します。
自分の中の隠された意図が明確になった時、人は自分の望む方向を選択できるようになります。

過食をやめるために必要なことはけっして根性や気合いではありません。
自分の中に隠された意図に気づくことです。
そのうえで明確な意志を行使することです。

そこまでに必要なことは必ず過食をやめようという決意です。
その決意があれば必ず辿り着きます。
意志が効力を発揮できる位置へ。