食べ過ぎをやめるにはそれを作り出している本当の原因に向き合う覚悟が必要です。

過食の原因と仕組み。止まらないむちゃ食いを止めるために。

過食をやめるための決意はありますか?

過食をやめたいといという人の中にも実際はやめたくない人がいます。

もちろん頭ではやめたいと思っているのです。

しかし実際の行動は…

やめるための行動よりやめないための行動を取ってしまうのです。


何故でしょうか?


過食をやめるには自分自身が目をそらせて来た本当の原因に向き合う必要があります。
それはほとんどの人にとって勇気がいることです。
そこに目を向けようとすると気分が悪くなったりすることさえあります。

過食衝動が襲ってくる場合だってあります。

 

見たくないことだからこそ過食という代替行為が起きるのです。

受け入れたくないことだからこそそれから目を背けるために過食や過食嘔吐という行為が起きるのです。

そこから逃げ出すために体重や他の事ばかりに目を向けてしまうのです。

 

だから、自分と向き合う瞬間には抵抗が起こります。

誰だって見たくないものは隠したままにしておきたいからです。


けれど、その瞬間の選択次第で過食をやめる道を歩けるか。
それともさらなる自己嫌悪と相変わらずの繰り返しに戻るのかが決まります。


そんな時に何が道を分けるのでしょうか。

それは、自分が何を目的としているのかの強い自覚です。
必ず過食を手放すという強い意志です。

過食は気合や根性でやめられるものではありません。
我慢すればいいというものでもありません。
しかし時には我慢が必要なこともあります。
苦しくても向き合う瞬間が必要な時があります。

そうでなければ今まで自分が目を背け続けてきた問題を解決することは不可能です。

「だって、今食べたいと感じてるから」
「だって自分が嫌だって感じてるから」
それを自分に正直に生きるとはいいません。

もしそれが本心からの気持ちならけっして食べ過ぎても後悔しないはずです。
本当の心の奥底が望んでいることと、その瞬間の身体感覚に振り回されていることは違います。
一過性の感情に支配されることが衝動的行動と呼ばれる行為です。
それは次の瞬間には後悔と自己嫌悪を生み出します。

過食をやめるためには自分と向き合うことが必要です。
今まで逃げ続けてきた問題を正面から受け止める覚悟が必要です。
それをしないで都合よく奇跡が起こるわけではありません。
あくまでやめるのは自分自身なのです。


過食をやめたい人に最も大切なこと。
それは本気で変わろうという決意を持つことです。
もちろん頭では強い決意を持っているつもりになっていることもあります。
しかし本人が気づいていない無意識のレベルで決意できていない場合があります。

それは自分の行動を振り返ってみればわかります。

 

あなたの行動は過食をやめることを優先した行動になっていますか?

それともただ痩せることが優先されていますか?

誰かの目や評価が基準になっていませんか?

 

過食をやめたい時に最も重要なこと。

それは何よりも過食をやめることを優先させるということです。
その決意こそが何より重要です。

そしてそれさえあれば必ずやめられると思います。
だって自分を動かしているのは他ならぬ自分自身なんですから。